省スペースでも機能的なシステムキッチンの提案方法【8つのポイント】
狭小な住空間や都市部のマンションなど、限られたスペースの中でのキッチン設計は、多くのユーザーからの要望となっています。省スペースだからといって、機能的に劣ることのないようなシステムキッチンの提案は重要です。以下に、その提案方法を8つのポイントにまとめました。
1.ユーザーのライフスタイルを理解する
まず、顧客のライフスタイルや料理の頻度、家族構成などを詳しくヒアリングし、必要な機能や収納量を明確にします。
2.コンパクトな家電の導入
小型で多機能な家電製品を選択することで、スペースの有効活用が図れます。例えば、複合オーブンや一体型のIHクッキングヒーターなど。
3.多機能キャビネットの利用
収納、調理、食事の場所として使用できるキャビネットや、引き出しの中にコンセントが付いているなどの多機能なキャビネットを選びます。
4.垂直スペースの活用
壁面収納や吊り戸棚など、高さ方向のスペースをフルに使う設計を提案することで、スペースを有効活用します。
5.移動式のキッチンアイテムの導入
キャスター付きのキッチンワゴンや、取り外し可能な棚など、場所を変えて使えるアイテムを取り入れることで、柔軟に空間を使うことができます。
6.コーナースペースの有効活用
L型キッチンなどのコーナースペースには、デッドスペースを生じやすい。ここをスマートに利用するための収納ソリューションや機器の配置を提案します。
7.開放的なデザインの選択
オープンシェルフやガラス扉のキャビネットを取り入れることで、狭い空間でも開放的に感じるデザインを提案します。
8.照明の工夫
明るくすることで広さを感じさせる効果があります。ダウンライトやアンダーキャビネット照明など、空間の特性に合わせた照明計画を提案します。
